年金制度についてが、いちばん苦労しました!
しっかり理解して自分に合った選択ができるといいですね。
【国民年金】@市役所 or 年金事務所
海外に住民票を移した場合、国民年金に加入する義務はなくなります。
希望すれば加入できます。(任意加入)
私の場合は、もし任意加入すれば一年間で約19万円支払わなければならないので、加入しなければかなりの節約になりますね!
加入しない場合は、海外転出届けを出した時に同時に役所で手続きしてくれるので、こちらからは何もしなくてもいいです。(わたしの場合は3月末までは会社の給料から天引きで支払っていて、4月に出発なので特段自分で払わなければいけないものは発生しかなったため。)
任意加入したい場合は、年金事務所からもらった申出書に任意加入する意思を記入して提出します。(書き方は年金事務所の人に教えてもらいながら書くと安心です。)すると後日、振込案内が家に届くのでそれにしたがって支払えばOKです。
私はというと、任意加入しませんでした!
<<なぜ任意加入しなかったのか?>>
① 将来年金を受け取るための条件
まず将来年金を受け取るには、「10年以上の保険料納付期間がある」という条件を満たす必要があります。
私を含めてワーホリに行く人のほとんどは、まだその条件を満たしていないと思うので、それを前提に話を進めていこうと思います。
海外に行っている期間、任意加入すればもちろん保険料納付期間にカウントされます。
では、任意加入せず、年金を支払わなかった場合はどうなるのでしょうか?
答えは、「保険料納付期間にカウントされる」です。
住民票を海外に移したこの期間は、年金をおさめなくても「カラ期間」として保険料納付期間にカウントされるのです!!
(ねんきんネット等にはカラ期間ではなく未納と表示されるそうですが、将来年金を受け取る際に、カラ期間だと証明できる住民票やパスポートなどを提示すればいいそうです。)
② 将来の年金額
カラ期間として保険料納付期間にはカウントされるものの、もちろん年金を納めなかった分、将来受け取れる年金額はすこし減ってしまいます。
では、いったいどれくらい減ってしまうのか?
答えは、1年間のカラ期間で、将来受け取れる年金がだいたい年間1万9千円くらい減ります。1か月で約1600円くらい。
(※厚生年金、共済年金は考慮していません。)
③ 国籍が変わったらどうなる?
それでは次、もし将来国際結婚や海外就職などをして、国籍が日本ではなく海外に移ってしまったら、年金は受け取れるのでしょうか?
「保険料納付期間10年以上」を満たしている場合は・・・
受け取れます!
「保険料納付期間10年以下」だった場合は・・・
答えは、移籍した国の年金制度によって変わってくる!です。
たとえば、7年間日本で国民年金に強制加入していて、海外に渡航してからの1年間は任意加入。その後結婚して国籍が変わりました。
その場合は、保険料納付期間8年間で、10年を満たしていません。
移籍した国の年金制度が、「日本で支払った分の年金も考慮してくれる」ものであれば、その国で将来受け取る年金額に反映してくれるでしょう。
しかし、「日本で支払った分の年金は考慮しません。日本は日本、ウチはウチ!」だったら、日本で支払ってきた8年分の国民年金は掛け捨てになってしまうのです!!!
おっそろしい・・・!!!!!!
どちらの場合でも、保険料納付期間10年以下なので、日本では年金が受け取れませんね。
<<では、任意加入した場合の利点はなんでしょうか?>>
① 将来受け取る年金額が増える
先ほど紹介した、将来受け取れる年金額は、支払わなかった場合に比べて年間約1万9千円増えます。
(でもよく考えると、この1年任意加入しなかったら約19万円浮くわけだから、65~75歳の間は長い目でみれば損してないですよね。実質76歳以上から年間約1万9千円の損が始まるというイメージ)
② 追納が出来ない
加入せずにカラ期間にしたけど、後々「やっぱり加入しておけば良かった!」って思っても、今回の場合だと追納が出来ないそうです。後悔してしまうかもって人は任意加入しておくといいです。
③ 遺族基礎年金と障害基礎年金
海外在住期間中に死亡したり障害が残ってしまった場合、国民年金に任意加入していれば「遺族基礎年金」や「障害基礎年金」が支給されますが、任意加入していないと支給されません。
(ただその障害年金などは、受け取れる条件が結構厳しいっていうのと、わたしは海外保険等にもばっちり入っているので、まあいいかなという結論に至った。)
★まとめ★
もしも、絶対日本に帰ってくる、国籍は絶対日本であり続ける!って人だったら任意加入していいと思います。
わたしの場合は、国際結婚とか海外での就職も視野にいれていて、またどこの国で一生暮らすのかも分からない状態なので、任意加入はしない(カラ期間にする)という選択をしました。
年金に関しては、ネットを見ても曖昧なことが多くて調べるのが大変でした。
私の場合ですが、市役所の方数人に質問しても割と不安げな回答しかもらえなかったので、年金の事はやはり年金事務所に聞くのが一番いいと思います。電話での年金相談窓口もあるので調べてみてください。


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